始動Next Innovator 第1回目WS

本日は始動NIの第一回集中プログラムの一日目でした。想定していた以上に濃密な時間でした。ってゆーか、人の話をこんなに一生懸命メモしながら聞いたのは初めてかっちゅーくらい必死こいて話を聞きました。ワークショップでも周りが事業開発に慣れているっぽくてついていくのが大変でした汗

ちなみに、講演かつワークショップをご担当下さったのは、IOTプラットフォーム事業を手掛けているSORACOMのCEO玉川さん、企業のイノベーションを活性化する事業Japan Innovation Network専務理事の西川さん、PanasonicアプライアンスCEOの本間さんでした。

どの方のお話もかなり気づきが多くメモりまくりましたが、少しだけご紹介したいと思います。

SORACOM玉川CEO

  • 企業の経緯、事業内容、悩み事などを共有して下さりました。
  • 経緯は、元々WSのエバンジェリストとして顧客にAWSが使えればなんでも作れると言って回っている中で、じゃぁ自分でやりゃいーやんってなったそうです。
  • Amazonのカルチャーではモノを作る前にリリースノートを書くそうですが、同じように寝る前にご自身の事業案を元にリリースノートを書いて、翌朝起きてみたら「これいけるやん!」ってなったそうです。
  • んで、ワクワクするから自分でやることにしたとのこと。
  • 製品は相当ショートサイクル(2週間)でPDCAを回しているそうです。今のご時世どんな技術でも簡単に陳腐化するので、スピード全開で変化し続けることが大事。

まずワクワクについてですが、ここはアントレ講師の本藤さんも同じことおっしゃってましたね。結局、やっている本人達が寝るの忘れてやり続けることができるくらいワクワクしているか、情熱があるかをみて投資を決めるってことに通じますね。まー、ワクワク感だけじゃ食べていけなと思うので、やっぱり裏側には技術力や人的ネットワークに基づく勝算はあったんだと思いますけどね。ご本人に聞こうと思いましたが、名刺交換の大行列ができていて諦めました…

あと、ショートサイクルでPDCAを回すってとこですが、これは始動NIの原則に共通するところがあって、考えているだけではなくて、とにかく動きまくって改善を繰り返すってことと理解しました。アントレプレナーシップ論でも柴田先生や講師から何度も言われましたね。

JIN西口専務理事

  • 相当内容が濃かったんですが、整理できていないのでポイントをメモします。
  • Innovationとは、InventionとInsightにより価値を生み出すこと(2004パルミサーノレポート)。技術革新というより価値革新。価値発見の裏側に深い洞察があること。
  • ビジネスモデルを考えるってことは、課題(Job To Be Done)、解決策、ビジネスモデルを徹底的に考え抜くこと。各20秒で語れるようにする。
  • デザイン思考はポストイットをいっぱい使うことではない(プロセスをなぞるのではない)、しっかり共感すること(試行錯誤すること)。これは止まらない作業。続けないと事業が死ぬ。
  • 最初は大したアイディアでなくてもアイディアを育てて価値に変換していく組織的な活動が必要→これが大企業には大事。

全然関係ないですが、渋めの良い香りがする香水をつけていたのが印象的でした。50は超えていると思いますが、結構イケてる感じでしたね。

Panasonicアプライアンス本間CEO

  • 大企業はスピードだけではなく、それが維持できないことを考えてスピード以外の軸も鍛える
  • 誰のためのどんな問題を解決するか、その解決策が求められているか?←仮説検証を愚直にやる。
  • (最後のパネルディスカッションでの西口さんからの質問「トップとして、これから社内でinnovationを起こそうとしている人に対するメッセージは?」に対するコメント)経営者は間違いなく危機感をもっているし、それを自問自答している。それを理解し共感するのが一番大事。そこに刺さる提案をしないことには始まらない。

これは今自分が業務でやろうとしている調査計画書を重役に説明する時に意識しないとあかんことと同じようなものと理解しました。大企業でボトムアップにイノベーティブなことをしようとする際に肝に銘じなあかんことですね。現場の視点も大事ですが、日々の業務に埋没せずに、経営者の視点、大局的な視点を意識する必要性を再確認できました。あとは、Business Model Canvasの気づきかな。

実は、BMCはネットで調べて自分なりの理解で勝手に使って始動NIに事業計画を提出しましたが、根本的に私の使い方が間違っていることに気づかされました汗。中身をいっぱい書くもんではなくて、BMCは、ポイントを絞り込んで書き、ストーリーを意識し、進化させ続ける、もんだそうです。