Learn the ropes.

おはようございます。

タイトルのlearn the ropesは、新しいことや基本的なことを学ぶって感じの意味です。

去年までは1年間部署で2つの課を兼任していましたが、この4月から、その片割れのプロジェクトの専任スタッフになりました。

二桁億円近くする大きなシステムの導入プロジェクトで、これまでは単なるユーザとしてベンダやソフトウェアのデューデリジェンスを担当してきましたが、これからはユーザと開発者の間に入って、各工程の目標設定、タスクの切り分け、進捗管理などマネジメントちっくな業務を担当しています。

ましてや、シムテムやプログラムとか大して詳しくないので、まぁ、結構新しいことを学びつつ働いている感じです。

ってことで、今日の本題です。

新しいことを学ぶ際の自分なりのポイントを整理しようと思います。

– 全体像の把握と要素の分解
– 出来なさそうなことを教えてくれそうな人のリストアップ
– 期限の設定

1つ目は、最終的な目標が何かを設定し、そのために必要な要素、要素間の関係性を整理することです。

これをやることで、一見取り組むのが難解そうなものでも、何が自分で出来て、何が出来ないのか、どこまで、どういう順番でやれば良いか決めることが出来ます。

コツは、対象を説明する軸を設定することです。ってゆーか、軸を設定するだけでは意味がなくて、どんな軸を設定するかがポイントです。網羅的で意味のある軸を設定します。この辺りは、「ロジカルシンキング」「イシューから始めよ」を読んでみると参考になると思います。

例えば、私の場合だと、証券システムの全体像を理解するために、フロント系ミドル系バック系という業務領域や取引の流れなどの執行フロー軸を設定して、スパゲッティ状態のシステムを整理しました。

2つ目は、自分で作業できないことや理解出来ないことは、何が出来ないのか、何が分からないのか、何が分かってないのかすら分からないのか、ある程度人に説明できるまで整理して、さっさと知ってそうな人に聞くと良いってことです。

例えば、金融商品の価値を求める計算方法は分かるけど、プログラムはサクサク書けないとか、書けても処理速度が遅いとか(ロジックが冗長で)。頭でわかっている気がしても手が動かないやつとか。

これ、整理せずに行くと、聞いても大して頭に残らないので、あんまり意味がないと思います。

あと、ポイントは、誰がそれを知ってそうか、教えてくれそうか、コンタクトがとれるか、を頭にいれておくことまた普段からこーゆー観点で人と接しておくことです(得手・不得手の把握や信頼関係の構築)。これをやっとくと、いざという時に割と早く欲しい情報が取得でき、また理解を深めるきっかけを得ることができると思います。

例えば、アントレのTAには色んなバックグランドの人がいますが、チームのTAに限らず他のTAについてもそれを把握しておくだけで、何かがあった時にすぐに相談することができます。で、時間短縮。

また、少し逸れますが、普段から興味のあることや将来やりたいことを周りに言っとくのも良いと思います。中にはそれを覚えていてくれて、関連するネタや参考になるネタがあったら自分のところに情報を入れてくれる人がいるからです。チャンスが到来する確率があがります。

3つ目は、要は自己規範が確立されてるかって話で、期限を切らないことにはダラダラやってしまう(人が多い)ってことです(私はこのタイプ。)。逆に期限を切りさえすれば、とりあえず何かしら作業を始めるわけで、作業をするってことは考えることに他ならないので、何かしら新しく始めたことに対する理解を深めることにつながると思います。

色々書きましたが、新しい事を学んで始めるときは、手書きで目標設定や学ぶためのステップの書き出し作業などを行い(内容を頭に定着させるため)、分からないことはある程度整理して知ってそうな人に相談するのが良いと思います。あと、自分で出来るところは自分でやるのは言うまでもありません。

ではでは。