競争型から育成型へ

トップを育てるリトルリーグ

学校にも野球部はあります。それなのにリトルリーグという私設団体が存在します。現実に高いレベルを目指す子はリトルリーグに入ります。リトルリーグのチームは全国にたくさんあって、そこからたくさんのプロ選手を輩出しています。

最近はサッカー人気に押され気味ですが、リトルリーグも健在です。選手を育てるノウハウが蓄積されているので、どんどんいい選手を育てています。その結果は日本のワールド・ベースボール・クラシックでの連続したよい成績やメジャーリーグでの多くの日本人選手の活躍に表れています。

少子化の中のリトルリーグ

リトルリーグは、昔はたくさん子供が集まったので、勝手に競争させて、競争に勝った子が選手になる運営をしていました。今は入ってくる子供が少ないので、一人ひとりを大切に育てる方式に変わってきています。人口が増えているときは競争型でいいですが、人口が減る時は育成型が必要になるわけです(サッカーの場合、南米やアフリカは競争型でいいのでしょう。欧州は比較的育成型です)。

私たちの講座はリトルリーグのチームです。大学にもビジネスを習う講義があります。少し待てば社会人になって会社でビジネスにまみれます。講座にはそれでは足りないと思う子達が集まります。まだスーパースターは輩出できていませんが、優秀な選手はたくさん出ています。もともと才能豊かな子達を集めていますから、彼らはこの講座に来なくてもいい選手になったでしょう。しかし、この講座に来こなかったら才能を開花できなかった子もいたでしょう。私たちの講座のようなところが全国にたくさんあって競い合っていい選手を輩出できるとよいと思います。