「意識が高い系(笑)」とバカにされる残念な学生が持っている、2つの問題点とは

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最近「意識が高い系(笑)」と揶揄することについて、ブログなどで賛否が分かれているのを目にします。僕はこの件に関しては、下記の2点に原因があると思っています。

・意識が高い「だけ」の人が多い

意識が高く行動力も高ければ、社会を変えるようなアントレプレナーとして認識されるので揶揄されることはありません。誰もスティーブ・ジョブズや孫正義を「意識が高い系(笑)」とバカにしませんよね?意識の高さに行動力が伴っていないのが問題ではないかと。

・意識「だけ」でなく自意識や自尊心も高い

自分の「意識が高い」ことをほのめかして自慢したり、意識が高くなさそうな相手を見下すような行動をする人をよく見かけます。でも「意識が高い」ということは問題解決の手段の一つであり目的ではありません。意識の高さとは、解決しようと思っている問題に関連する情報を得ようとする、アンテナの本数と感度で決まります。

僕の経験からすると、仕事ができる社会人であればフツーに身に付く基本的な技術なので、意識の高さについて自慢したり他人と比較することはあまり意味がありません。できる営業担当者が「提案書を書くことができます!」と自慢しないのと同じことです。

で、うちの講座にも毎年必ずこういう残念な学生がやってきます。自己啓発書やセミナーをかじったくらいで偉そうにしてもらっても困るんですけどね。

講座の説明会で「そういう人はこの講座ではうまくやっていけないことが多い」ということを説明しても、その後の面談でもやんわり(あるいはストレートに)受講を考え直すように諭すのですが、だいたい聞き入れてもらえません。

結局は「そこまで言うなら受講してみたら」ということで運営側が折れる形になるのですが、実際に講座が始まってみるとあれこれ理由をつけて課題をやらない(チームメイトに丸投げする)、議論だけで行動しない、相手に譲歩しないなどの問題を起こすようになります。見守るTAも大変です。いやホントに。

最後にはなんだかよくわからない言い訳をして途中でいなくなってしまいます。
意識の高さと責任の強さって全く比例しないのね。

というわけで、この講座ではそういう人は向いていません。意識なんか高くなくていいから、自分の頭で考え、自分の足でリサーチを行い、自分の手を動かしてビジネスプランを書くことが苦にならない学生を募集しています。自信がなくても構いません。興味があれば4/19に説明会をやりますので聞いてみてくださいね。

(社会人TA:高澤)