6/5/2013 第二企業課題「3Dプリンターに関連した事業案を考えよ」

第二企業課題説明
第二企業課題説明

6月になりました。
関東も梅雨入りしましたが、受講生一同は湿っている場合ではありません!
本日より、第2企業課題が始まります!!

今月は日本の3Dプリンターの先駆け;アスペクト社(http://www.aspect-rp.co.jp/);早野社長にご協力をいただきます。

課題発表

はじめに、第2企業課題の立ち位置について、TA今泉くんより説明がありました。
第1企業課題では、顧客層や彼らのニーズがわかりやすかったのですが、第2企業課題は少し障壁があがります!ニーズもプロダクトも、自分たちで考えていきます。ワクワクしますね!

3Dプリンターの登場で、ものづくりは何が変わったのか
今流行りの3Dプリンターですが、一体これまでと何が違うのでしょうか?
端的に6点にまとめると、

  1. 高設備が不要に
  2. 金型が不要に
  3. 短時間で
  4. 低コストで
  5. 何度も思考錯誤をしながら
  6. 複雑な形

が生成できるようになりました!
これまでの生成デメリットを、3Dプリンターを使うことで解決できるようなビジネスを考えられると素敵ですね。

早野社長より課題発表

早野社長はとても見識が深く、ものづくりの歴史を楽しく教えていただきました。
これまで金型を鋳型として大量生産してきた製品も、3次元のPCデータを2次元(平面)の積み重ねとして生成する;AM(additive manufacturing)技術で生成することで、より迅速にプロトタイプができるようになりました。

AM技術には実にさまざまな材料、方法論があるんだそうです。
最近の動向は、みなさんもニュースなどで耳にするのではないでしょうか?
・デザイン・宝飾への応用→自分だけの特注品づくり
・製品の一部品だけを再生産することが可能→F1マシンなど複雑な製品は、変えたい一部品だけをオーダー
・複雑な構造に応用→歯科矯正の金具のような細かな製品

さて、AM技術を一朝一夕に理解するのは大変なのですが、課題は下記です。

「次の市場で、既存大企業に伍して戦う3Dプリンターに関連するビジネスプランを考えよ。(医療/おもちゃ/建築/装飾)」

新たな分野ではあるので、可能性があるか分からない部分もありますが、
5チームの中で社長が投資したくなるプランが出るといいな~と淡い期待を抱いてしまいます。
是非受講生には第一企業課題での教訓を胸に頑張って欲しいです

課題解決の第一歩;ニーズとステイクホルダーを把握せよ
課題に向けて、まずは未来の顧客のニーズをつきとめるのが大事!
顧客といっても、一般の個人客であったり、法人であったり。
ビジネスを成立させるに関わるすべてのプレイヤー;ステイクホルダーを
考えるのが最初の一歩です。

来週は、「ニーズとステイクホルダー調査」を発表してもらいます。

文責;藤田