時は今!ところ足元

「時は今、ところ足元そのことに、打ち込む命、永久(とわ)のみ命」
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昭和の時代の僧侶の言葉です。

「時は今」は平成風に言うと「今でしょ」なんでしょう。
「ところ足元」はいまいる場所でということでしょう。

今いるところと別のところに行けばもっと自分を生かせるんじゃないか
と思いがちだが、どこへ行っても変わりはないよ。
今いるところでもっと頑張ってみたら、
と読むのが普通でしょう。

反対に、付き合う人、住むところ、読む本などを
変えてみることがきっかけになるという考え方もあります。

どっちがいいんでしょうね。

学生のみなさんでしたら、ゼミや研究室のメンバが
あまり一生懸命でないので、ここにいていいのかなと
思うこともあるでしょう。
そういう時に、ゼミや研究室で自分が頑張ってみて、
それを見た周りも頑張るようになるというのが、
1つの良いいい流れの作り方でしょう。

しかし、ゼミや研究室には、人間関係、力関係があって、
自分がここで頑張るのは不自然だと思って、
他のところに居場所を求めていくのもあるでしょう。
たとえば、サークルや、学外活動、資格の勉強などです。

「ところ足元」と「他のところ」は実はつながっている
のかもしれません。

今、ここで頑張る力を得るために他のところに行ってみる
ということです。他のところにいってそこでとてもフィット
するなら、そこに居ついてしまう手もあるでしょう。
そこでの体験が刺激になって、元いたところで頑張ってみる
きっかけをつかむこともあるかもしれません。

アントレ講座も、そういうきっかけの場としての学外活動
なのではと思います。みなさんに刺激を求めてきてもらえればと
思います。

By: Moyan BrennCC BY 2.0